日曜日の夕方。
いつものように、マンションには、大勢の仲間がたまっている。
…カチカチカチカチカチカチカチ…
「あー、うるさい!! もう…なんやねん、お前は!? 聞いとったら、イライラするわ!!」
テレビをぼーっと眺める聖に、輝緒は荒々しく問いかける。
「…え?」
我に返った様子で、聖は振り返った。
「吸うんなら、はよ吸えよっ」
輝緒はため息をついて、顔をしかめた。