美衣子は、自分のアイスが溶けていくにも構わず、延々と幹を励まし続ける。
「…溶けてんで」
話を右から左へと聞き流すかのように、幹は彼女のアイスをスプーンでさした。
「もう!! 何スネてん!? 真剣に言うてるんやから、真剣に聞いてよ!!」
彼女のとげとげしい態度に、美衣子は腹を立てた。
その台詞で、幹の手が止まる。
「…美衣子にはわかれへん。付き合えたんやろ? 良かったな!! …もうこの話はしたくないねん。放っといてよ」
…完全な八つ当たり。
「…溶けてんで」
話を右から左へと聞き流すかのように、幹は彼女のアイスをスプーンでさした。
「もう!! 何スネてん!? 真剣に言うてるんやから、真剣に聞いてよ!!」
彼女のとげとげしい態度に、美衣子は腹を立てた。
その台詞で、幹の手が止まる。
「…美衣子にはわかれへん。付き合えたんやろ? 良かったな!! …もうこの話はしたくないねん。放っといてよ」
…完全な八つ当たり。



