「あぁ、校章かぁ。今、流行ってるもんなぁ。…って、マジで言ってん!?」
名札をギュッと握り締める彼女に、幹は驚いて大声を出す。
彼女たちの通う学校では、恋人と校章を交換するのが流行っていた。
「それって…告ってるようなもんやん。…マジで言うてん? ロクに話したことないのに」
幹は、うつむく彼女を不安そうに見た。
すると、美衣子は堂々と微笑み返す。
「だからやよ。このままじゃ…前に進めへんから。…だから言うねん」
その顔に迷いはなく、幹はそれ以上何も言えなくなった。
名札をギュッと握り締める彼女に、幹は驚いて大声を出す。
彼女たちの通う学校では、恋人と校章を交換するのが流行っていた。
「それって…告ってるようなもんやん。…マジで言うてん? ロクに話したことないのに」
幹は、うつむく彼女を不安そうに見た。
すると、美衣子は堂々と微笑み返す。
「だからやよ。このままじゃ…前に進めへんから。…だから言うねん」
その顔に迷いはなく、幹はそれ以上何も言えなくなった。



