涙にぬれたその声で、美衣子の顔は瞬時に真顔になっていく。
そして、彼女に何かあったことを直感した。
『…幹か? …どないしたんよ?』
そう言って、ゴクリとつばを飲む。
幹は、涙に邪魔されながらも、ゆっくりと今日の出来事を話した。
『そっか。“多分、雪奈ちゃんも好きなんやろなぁ”とは思ってたんやけど。…ほら、プリクラ見せてくれへんかったやん?』
泣き続ける幹を、美衣子は冷静になだめた。
『…じゃあ、諦めるん? もう良いんか?…まだ好きなんやろ?』
返事をしない彼女に、美衣子は声をかけ続ける。
「…無理やもん」
そして、彼女に何かあったことを直感した。
『…幹か? …どないしたんよ?』
そう言って、ゴクリとつばを飲む。
幹は、涙に邪魔されながらも、ゆっくりと今日の出来事を話した。
『そっか。“多分、雪奈ちゃんも好きなんやろなぁ”とは思ってたんやけど。…ほら、プリクラ見せてくれへんかったやん?』
泣き続ける幹を、美衣子は冷静になだめた。
『…じゃあ、諦めるん? もう良いんか?…まだ好きなんやろ?』
返事をしない彼女に、美衣子は声をかけ続ける。
「…無理やもん」



