幹は机に腰掛けて、苦笑いを見せる。
美衣子は口をポカンと開き、あぜんと彼女を見た。
「…なに?」
「なぁ…本気でそんなん思ってん? 幹は老けてるんじゃなくて、大人っぽいキレイ系なんやで? 自信持ちやぁ」
美衣子は机に身を乗り出して、真剣に説得しようとする。
幹は視線を落とし、唇を軽くかんだ。
美衣子は老けてないから…そんなふうに言えるんやよ。
昔から老けてみられてきたのに、自信なんか…持てるわけないやん。
…背の順では常に一番後ろ。
小学生の低学年でも絶対6年生と間違われたりして、クラスの集合写真なんか…1人だけ浮くから大嫌いだった。
美衣子は口をポカンと開き、あぜんと彼女を見た。
「…なに?」
「なぁ…本気でそんなん思ってん? 幹は老けてるんじゃなくて、大人っぽいキレイ系なんやで? 自信持ちやぁ」
美衣子は机に身を乗り出して、真剣に説得しようとする。
幹は視線を落とし、唇を軽くかんだ。
美衣子は老けてないから…そんなふうに言えるんやよ。
昔から老けてみられてきたのに、自信なんか…持てるわけないやん。
…背の順では常に一番後ろ。
小学生の低学年でも絶対6年生と間違われたりして、クラスの集合写真なんか…1人だけ浮くから大嫌いだった。



