太陽と月(第3章まで公開)

「ちゃっかし、宿題はあるしな」
明日から…冬休み。
…そして、今日はクリスマスイブ。
和貴と会う約束に、幹は気が乗らなかった。
2人は、トボトボと教室を後にした。
「美衣子っ、今日…何時がいい?」
廊下では、美衣子の彼氏…輝緒が立っていた。
初めて2人で過ごすクリスマスに対して、楽しげに話す美衣子を、ぼんやりと見つめる。
…この2学期は、いろんな変化があった。
1学期の終業式にできなかった告白も、することができたし。
まぁ、美衣子らみたいには…なられへんかったけど。
そして、今、“和貴と過ごすことが多い”なんて、あの時のあたしでは考えられへんかった…。