太陽と月(第3章まで公開)

2人のクラスはB組。
離れた場所にあるF組に行くには、昼休みという時がちょうどよかった。
すっかり日課となっているだけに、2人は、早々と食事を済ませ、急いで廊下を走る。
そして、毎回、隠れるようにして、廊下の窓からF組をのぞくのだった。
「あ、おった!」
輝緒の姿を見つけると、美衣子はいつも口数が少なくなる。
そして、頬を赤らめ…満面の笑みで彼を見つめる。
幹は、そんな彼女を微笑ましく思う分、少しうらやましくも思った。