じいちゃんは会ってから 一言二言しか喋らず、 スペースの薄暗さと時計の秒針の音だけで事態の深刻さを物語っていた。 弟も頭のいい子だから いま話していいのか、ダメなのかを知っていたから 小2ながらじっとしていた。