天使がくれたもの(全編公開にします)

「鳶はっ!?」


勢いをつけて、質問を投げつける。


「親方に理解はしてもらってるから。・・・3カ月後、戻る」


舞はイライラした顔で涙をこらえた。


「・・・・・・もういいわ」


少し間を置いて、舞は低い声で言いはなった。

そして、わざときつくドアを閉める。

珍しくそろったメンバーたちを迎え、盛り上がるリビング。

騒ぐ周囲に乗りきれない舞は、ムクッと立ち上がった。


「頭痛いから・・・帰るわ」


そう言って鞄を手に取り、マンションをあとにする。