もしかして・・・気にしてくれてるん?

胸の鼓動が、全身に高く鳴り響く。


『・・・いや、ハガキ忘れて帰ってるから・・・参加できたかなって』


舞は、その一言で一気にシラけた表情になった。


「あぁ、参加できたよ」


期待はずれな言葉に、ガッカリしてサイダーを口にする。


『そっか、じゃあいいんやけど。…元彼とはどうやった?』


その言葉に、舞は再びドキッとする。

だがよく考えて、期待するだけ無駄だと思い・・・サラッと答える。


「あぁ、別に普通、普通」


適当に答え、濡れた髪の毛をバスタオルでふいていく。