天使がくれたもの(全編公開にします)

「・・・そんなガキみたいな奴、好きになったんちゃうん?」


美衣子は落ち着いた表情を見せ、真剣に問いかけた。

マジマジと大きな目で見つめる彼女に、舞は観念しため息をついた。


「なんていうか・・・最近変に意識してしまうことは・・・ある」


舞は、耳まで真っ赤にしてつぶやいた。


「マジで!!?」


4人の空間を破る、ガラついた大きな声。


「拓ちゃん!!・・・テルオ!!」


いつの間にか背後に立っていた2人の姿に、舞は目の前が真っ暗に
なる。


「マジッすか!!?」


そう吠え続けるのは、拓馬。