「さぁ、寝るわぁ」
しらじらしく立ち上がり、テルオの部屋に向かう美衣子。
「あっ、ありがと」
舞は去っていく彼女に声をかけ、カグを見つめた。
「カグと…話したくて待ってた」
舞は凛とした表情で答えた。
…ここまでしてくれた美衣子を裏切るように、逃げ出したくはない。
「…おまえ、家は?」
「“友だちんとこに泊まる”って言うた。…ここ、座ってや」
彼は戸惑いながら舞の隣に腰を下ろす。
「…なんで避けるん」
真剣な顔で話を切り出すと、カグは目をそらし立ち上がった。
「何か飲む?」
ごまかすように冷蔵庫へ向かう。
「ほい。おまえ、コーラ好きやろ?」
しらじらしく立ち上がり、テルオの部屋に向かう美衣子。
「あっ、ありがと」
舞は去っていく彼女に声をかけ、カグを見つめた。
「カグと…話したくて待ってた」
舞は凛とした表情で答えた。
…ここまでしてくれた美衣子を裏切るように、逃げ出したくはない。
「…おまえ、家は?」
「“友だちんとこに泊まる”って言うた。…ここ、座ってや」
彼は戸惑いながら舞の隣に腰を下ろす。
「…なんで避けるん」
真剣な顔で話を切り出すと、カグは目をそらし立ち上がった。
「何か飲む?」
ごまかすように冷蔵庫へ向かう。
「ほい。おまえ、コーラ好きやろ?」



