天使がくれたもの(全編公開にします)

「・・・でも、好きなんやろ?」


舞の手を避けて、純子は皿を後ろに置いた。

“答えなきゃ渡さない”と、純子は真剣な顔をする。

舞は、見抜くような視線に少し固まり・・・口を開いた。


「・・・もう終了」


そんな2人の空気を破るように、ドアからノックの音が激しく聞こえた。


「ハイハイハイッ!!」


純子はムクッと立ち上がり、ドアを開けた。

すると伸哉と勇心が、出かける用意をして立っていた。


「今から海行くから、おまえらも来いやぁ」


舞と純子は、2人に誘われるまま・・・用意をして部屋を出た。