「じゃあ、どうせぇ言うねん!? 俺は、前の女とヨリ戻す気なんかないわ!! でも戻す気ない言うたら、もう死にたい言われて!! 俺かって、好きで会っとったんちゃうんじゃ!!」
初めて本音を口にする彼を見つめ、テルオは胸ぐらをつかむ腕の力をゆるめた。
「昔、真剣に想ってた女に“じゃあもう死ぬ”とか言われたらつらいやんけ。・・・俺かって、幹のこと一番愛しとるわ。今はアイツだけやよ。だから説得するために前の女と会っとったんやん! 幹と向き合うためにも説得せなあかんやろ!?・・・じゃあ、どうしたらよかったんな!?」
今まで拓馬は、そのことに対して・・・一切口を開かなかった。
ずっとため込んでた気持ちを、一気に吐き出していく。
「・・・じゃあ、なんでそれを幹に言わんの?」
舞の隣で、雪奈が静かにささやいた。
初めて本音を口にする彼を見つめ、テルオは胸ぐらをつかむ腕の力をゆるめた。
「昔、真剣に想ってた女に“じゃあもう死ぬ”とか言われたらつらいやんけ。・・・俺かって、幹のこと一番愛しとるわ。今はアイツだけやよ。だから説得するために前の女と会っとったんやん! 幹と向き合うためにも説得せなあかんやろ!?・・・じゃあ、どうしたらよかったんな!?」
今まで拓馬は、そのことに対して・・・一切口を開かなかった。
ずっとため込んでた気持ちを、一気に吐き出していく。
「・・・じゃあ、なんでそれを幹に言わんの?」
舞の隣で、雪奈が静かにささやいた。



