・・・まぁ、暇つぶしにえぇかな。

舞は一瞬間を置いて考えたが、快く彼の誘いにうなずいて、すぐに家を出た。



「うすっ!」


同窓会の日から、ほぼ1週間以来の勇心の姿。

家の近くの公園で待ち合わせた2人は、そのままジュースを買ってベンチに腰かけた。


「そいえば・・・よくここでひっそりと会ってたよなぁ、昔」


思い出の公園を眺めながら、懐かしそうにほほ笑む舞。


「・・・あぁ、そやな」


勇心は、重い表情でつぶやいた。