片思い経由、恋愛行き



とりあえずしゃがんで海斗くんと目線の高さを合わせた。



「ねえ、まさかここまで1人で来たの!?」


「…っ」



こくこくと頷く海斗くん。



近くにあったタオルで雨に濡れた体を拭いてやる。



「どうして?もう泣かなくていいから、ゆっくり話して」


「うん…っ」



俺の言葉に、必死に泣きやもうとする海斗くん。



…一体何があったんだろう?



こんなに泣きながら謝ってもらうことなんて、俺の記憶にはないけれど。





しばらくの間待っていると、涙も呼吸も徐々に落ち着いてきた。



「大丈夫?言える?」


「う…ん」



小さくこくりと頷いた海斗くんが、ゆっくり口を開いた。






「あのね…」