モニターに映された玄関先の画像を確認する。



…が、誰も映っていない。



ピンポンダッシュか??



不思議に思いながら玄関に行って、今度はドアの小さな窓から覗く。



…でもやっぱり誰も見えない。



この時点でビビリの俺の心臓はドキドキ。



もし強盗とかだったらどうしよう…!



こんな家に盗って得するものなんてないけど、万が一襲われたりなんかしたら、俺は何も太刀打ちできない。



せめてピンポンダッシュでありますように…!!



祈る気持ちを込めながら、恐る恐るゆっくり、少しだけドアを開けてみた。



「はい…どちら様で…「みずきーーーー!!!!!」



え!!!??