――――また嫌な予感がする。 あぁ、嫌だ。 俺の嫌な予感は良く当たるんだ。 ――もし俺の予感通りならば、その男は学年関係なしのモテ男で、彼女候補は掃いて捨てるほどに居て、とっかえひっかえの遊び人で、ルックスも運動も知能も良い少女マンガのキャラみたいなスペックを持つ――――… 「あっ、ほら、今あそこのベンチに座った人!!!」 何も知らない菜乃葉が嬉しそうに言った。 …やっぱり。 俺は何も知らずにはしゃいでいる菜乃葉を殴りたくなった(もちろんそんなことはできやしないが)