弱虫ガールと図書委員長。




鈴木くんがあたしを呼んだ。

振り向くと彼はまだ家の近くにいて、


「明日も図書室来てくれるか?」


その言葉はあたしの心臓を跳び跳ねさせた。


「うん!行くよ!」


鈴木くんが好きだから、来るなと言われても行くよ。

そんな思いを込めて笑顔で返事をした。


「じゃあ、また明日!」


鈴木くんは笑顔で走っていった、“また明日”なんて、素敵な言葉だろう。

あたしの心臓はまだきゅんきゅんドキドキしていて、顔も熱くなっていた。

手で頬を冷ますように顔をおさえていると、すごーく大きな問題に気づいてしまつまた。