天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ

椅子から転げ落ち、ゼェハァと呼吸を荒げるチャーリー。

(な、何ちゅう男や…今まで一度として見破られる事のなかった俺の流暢な関西弁を、似非と見破りよった!神の眼や!ゴッドアイを持つ男や!あかんで!この人ごっつぅ手強いで!)

何かどうでもいい事で悶絶するチャーリーに。

「他に言っておく事はありますか?」

冷ややかな視線を投げかける兆志。

「くっ…!」

よろめきながら立ち上がったチャーリーは。

「おっ、覚えときや!あとで小岩井さんに言いつけてやるさかいにな!」

三下の捨て台詞と共に教室を走り去っていく。

小岩井、大迷惑。