「まず最初の人、どうぞ」

兆志の言葉で。

「失礼します」

金髪碧眼の女子生徒が教室に入ってくる。

七星だ。

「まぁまぁそう緊張せずに。この面接で内申書や成績に影響するなんて事はないですから…リラックスして臨んで下さい」

少し表情の硬い七星に笑いかけてみせる兆志。

それに安心したように。

「はい…」

表情を和らげ、七星は兆志の対面の席に座った。