天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ

文字通り蛇行する蛇のように。

或いはぬめりを身に纏ったウナギのように。

軟体動物よろしく、グルグルパンチを身をくねらせて回避する鈴木さんの艶めかしいしなやかボディ。

「キモォオオォォオォオイッ!」

七星絶叫。

「お兄ちゃんたすけてぇぇっ!」

花音涙目。

どう考えたって人間では有り得ない動き。

胴体をクネクネくねらせながら。

「体の柔らかさには自信がありますです…何故ならワタクシ…」

鈴木さんは段ボール箱越しに、くわっ!と目を見開く!

「毎日酢を飲んでるからっ!」

あーはいはい。