天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ

「どうなってんのっ?」

思わず声を上げる七星。

モヤシみたいに細っこい鈴木さんが、どうやってあの人数の男子生徒達を吹き飛ばしたというのか。

その謎が解けていないというのに。

「次は僕が行くよぉ」

五所川原を抱えた花音が、トテトテと突進していく!

「くらえぇ、五所川原ろーりんぐぶろー!」

ウサギのぬいぐるみの両手を握って、鈴木さんにパンチを繰り出す花音。

早い話が『グルグルパンチ』である。