しばらくして。

「!」

ピンポーンと。

明らかにリヴリアの体内から効果音が聞こえた。

続いて。

『ジュウデンガカンリョウシマシタ』

お知らせメッセージ。

「フル充電できたようですよ?」

「ええ…有り難うございます…」

怪訝な顔をしながら端子を引き抜き、リヴリアに返す還騎。

ケーブルはシュルシュルと掃除機のコードのように巻き取られ、リヴリアの右手首の中に収納される。

最後にカチンと。

外した手首を取り付けて、リヴリアは何食わぬ顔をした。