その夜、七星は夢を見た。

中学の時の夢。

髪を染めてたり、携帯ゲーム機を持ってきていたり、派手なアクセサリーを身につけていたり。

校則違反のクラスメイト達に注意をする。

しかし、返ってくるのは冷ややかな視線ばかり。

『神楽ってウザくない?』

『優等生ぶっちゃってさ』

『自分は生まれつきキンパだからいいよね』

『いい子ちゃんのふりして内申稼ぎたいだけでしょ?』

囁かれる陰口。

違う、そんなんじゃない。

私は、決められた規則を守っている、守りたいだけなのに…。