完全に熱湯が尽きた。

マテバを下げるしまじろう。

熱湯で撃ちまくられてびしょ濡れになったチャーリーは、白目を剥いて失神寸前。

しかしその口から。

「し、幸せに…」

小さく呟きが漏れる。

「俺みたいなヤクザな幽霊やなしに…しまじろう先生…アンタが龍娘先生を幸せにしたってんか…?」

「チ、チャーリーてめぇ…!」

その言葉で、男同士に厚い友情が芽生えたのか。

「てめえって奴ぁっ!」

グッ!とびしょ濡れのチャーリーを抱き締めるしまじろう。