「ねえ。」 大森があたしの方に体を向けて、真剣な顔をした。 「ん?」 あたしも大森の方に体を向けた。 「離れんなよ。」 「わかってるよ。」 「卒業したくないって泣いてるお前見てから、お前のこと観察してた。」 「ほ〜…。」 「なつみは、さっき小松も言ってたけど、いつも全力だった。他人のことで自分に関係ないことも、ちっちゃいことも、でかいことも、大事なことも、どうでもいいことも、いつも全力だった。」 あたし、全力でいつも頑張ろうって思ってた。 大森には、伝わってた。