「グラウンドから、教室の窓んとこになつみ居るの見えた。」 テニスコートの向こう側。 あんな遠くから、気づいたんだ。 「あまねとのぞみは、昇降口から出て行くの見たから、なつみ一人なんだなーって思って。」 「そなの。」 「なんか、あんまりにも長い時間窓にへばりついてるから、心配になったから行った。そんで、案の定泣いた。」 あのときも、大森はあたしの気持ち読んで来たんだ。