教室についた。 部活の時間だから、誰もいない。 一歩入ると、完全にタイムスリップした気分だった。 いつも座ってた大森の隣の席に座った。 懐かしい。 ここからの景色。 グラウンドにいる野球部。 「頑張ってんな。」 「そうだね。」 夕日が教室をオレンジ色に染める。 「なあ、なつみ覚えてるかわかんないけど、おまえ、ここで泣いてたよな。」 「覚えてたの?」 「うん。覚えてた。」