「あんた、仕方ないよしか言えないわけ?」


「だってさ、言うことないしー」



「ったく、あんたってやつは。」


そんな他愛のない話をしていたら


ーガラガラ



「時間だぞー席付けー」



「やば!じゃーあとでね」


「うん」


そう言って渚子は戻っていった。




「HRをはじめる」



そう、先生が言ったとき



ーガラガラ



後ろのドアが開いた。



「だれだ!遅刻した奴は・・・・・。」




みんな教室に入ってきた人を見て



静かになった。




ドアに立っていたのは




瀧田くんだった。



「おい、俺の席どこだ。」



「あ、ああいちばんうしろの窓側から二番目だ・・・・。」




いちばんうしろの窓側から二番目・・・・。




あたしの隣か!



瀧田君は私の隣の席に着いた。