入学式、


俺は、桜の木の下で寝ていた。



そして目を覚ますと



目の前に、女がいた。



その女は大きな声を出して尻餅を付いた。


瓶ぞこのように厚いメガネ


ひざ下のスカートに


おさげ。



うぜぇ。


俺は軽く睨んだ



睨んだのに、


その女は怯えもせずに



俺に話しかけてきた。



女の名前は滝川 杏姫となのった。



見かけによらず、うるさい女だ。



そいつは、一年で




俺と同じクラスらしい。