どれぐらい走り続けただろうか。 アリサは、ボロンゴの背に乗りひたすら洞窟を目指していた。 (ここだわ、アリサ。) (俺もヴィエンの言うとおりここだと思う。) 「じゃあ、中に入りましょう。」 言葉を言い、中に入ると、そこには世の中ではお目にかかることの出来ない物がたくさん並んでいた。 その中で、アリサはある物を見つけた。 小さな木箱に入った"それ"は、 「手紙だぁ。しかも、母さんから?」