朝になってお姉ちゃんが部屋に来た。
「美奈、熱はかろうね。」って体温計を挟んだ。
しばらくして、体温計が鳴って、見たら、38度8分で昨日の夜より上がってた。
「高いね。今日は、学校は休みね。あとで病院行こうね。潤も熱出しちゃったから一緒に行こう。」
「えっ、潤大丈夫なの?」
「大丈夫よ。潤のは微熱なんだから、美奈は高熱なんだから、自分のこと心配してなさいね。」

病院に3人で行った。私は内科で受付して、潤は小児科に受付した。
しばらく待ってると、私の方が先に順番がくるみたいで次の呼び出し表示があったから、診察室前に行ったら、呼ばれた。
診察室に入ったら、慶太が「美奈ちゃん、しんどそうだね。ベッドに横になってってすぐ診察室のベッドに寝かされた。寝かされてすぐ、服めくるよって声かけられて、聴診器を当てられた。
「美奈ちゃん。おおきく息吸って・・・吐いて・・・はい、いいよ。ノド見るよ。あーん・・・はいいいよ。どっか痛いところあるかな?」
「うん。頭痛い」
「熱が高いからね。お腹診ようね。押さえるから痛かったら言ってね。」ってお腹を押さえた。
「美奈ちゃん?ちょっと頑張れるかな?熱が高いし、注射しようね。」
「ううん・・・イヤだ・・・」
お姉ちゃんが「美奈?ちゃんと先生の言うこと聞こうね。」って・・・そのとき、看護師さんが来て、「潤くんの順番がくるみたいなので、小児科へ行けますか?」って聞いてきた。
慶太が、「美奈ちゃんは大丈夫なので、潤君を連れていってあげてください。」ってお姉ちゃんに言った。お姉ちゃんと看護師さんが出て行った。
「美奈?頑張ろ?1本だけだから。点滴でもいいけど、今日は潤ちゃんもいるし、早く帰れる方がいいだろ?な。頑張ろうな?」って言って、私をうつ伏せにした。
怖くって、イヤで、泣いてたけど、お尻の上の方を消毒された。「チクってするよ。」って言われてすぐ、チクってきて、ジーンって痛くなった。「いたっ!うぅ・・・泣」
「はい、おしまい。よく頑張りました。」って注射跡を揉まれてシールを貼ってくれたのに、下着を戻してくれないどころか、さらに下げられた。
なんでって思ってると、「解熱剤は注射じゃなくて、座薬いれるよ」って言われて、「気持ち悪い〜涙」「入ったよ。もう大丈夫。ほら、泣かないの。」ってやっと下着なおして服もなおした。
「美奈?ゆっくり寝るんだよ。今日は、夕方早く上がれたら美奈のとこ行くな」って慶太に言われて、診察室を出たら、ちょうどお姉ちゃんと潤がこっちに向って来てた。
潤は、薬もらっただけだったらしい。私も薬を受け取って、3人で家に帰った。