潤をつれて小児科の待ち合いに行った。
すぐ、潤の順番がきて、呼ばれた。お姉ちゃんに一緒に来るって聞かれたけど、注射されてるとこ見るなんて怖すぎるから、待ち合いで待ってることにした。
潤とお姉ちゃんは診察室に入ってしばらくしたら、出てきた。潤は、スヤスヤ寝てて、全然、泣いてない。
「潤の注射しなかったの?」
「したよ。潤ったら、よく眠っちゃってて、注射しても起きなかったのよ。今もよく寝てる。」
「たいした子だね。大物になるよ・・・」
「美奈も見習ってほしいわね。」
「無理です。怖いし、痛いし、絶対無理。」
話しながら、内科の待ち合いに戻った。
すぐ、呼ばれて、診察室に入った。
「検査結果だけど、やっぱり貧血があります。ちょっと薬を飲んだ方がいいと思うので、2週間分だすね。いつもの喘息の薬は1ヶ月分だすからね。貧血の方は2週間くらい薬のんでもらって、調子良さそうなら、そのままやめていいから。また、その頃、様子みましょう。」

慶太にも、潤が泣かなかっただけでなく、眠ってるうちに注射がおわったことを見習えって・・・。慶太がいうには、寝ちゃってたら気づかないくらいの痛さなんだって。私が怖がって痛いって思い込んでるから痛いんだって言われた。そんなこといわれても・・・