お姉ちゃんと赤ちゃんが退院してきた。
お姉ちゃんもまだしばらくは安静にってことで、赤ちゃんのお世話だけしてて、私と修先生でとりあえずの家事をすることになった。
退院してきた日に、命名「潤じゅん」と名付けられた。
潤はとっても目がくりくりしててかわいくて・・・お姉ちゃんと修先生どっちにも似てるのに、お姉ちゃんは、美奈の赤ちゃんのころに似てる気がするって言ってた。

潤が産まれて2ヶ月がたって、私は夏休みになった。
今日は定期検診で病院に行かなきゃいけない。お姉ちゃんが、潤も2ヶ月で予防接種あるから一緒に行こうって一緒に行った。
私の方が先に順番が来て、診察室に入った。
「こんにちは。潤ちゃんも来たんだね。」
「潤は予防接種があるんだって。あとで小児科にいくの。」
「そっか、潤ちゃんは今日がはじめての注射になるんだね。頑張れ!さて、美奈は調子はどう?」
「大丈夫。」って話してたら、お姉ちゃんが「美奈はちょっと夏バテ気味じゃないかしら?食欲があまりないみたいで心配してます。」って言った。
慶太が、「ふーん。食欲ない?熱はないよね?一応、計ってみよう。」って体温計を挟んだ。
熱は36度8分で高めだけど、なかった。ノドも診られたけど大丈夫。
慶太に、「ちょっと目の下みるよ。」って、目の下を見られた。
「美奈、食欲なくなったのっていつ頃から?今日だけじゃないよね。ちょっと貧血気味だなぁ・・・。検査しとこうか?」
「いやぁ・・・」
「すぐ終わるからね。ベッドに寝てて。」って慶太が奥に行った。
お姉ちゃんに「美奈?ベッドに寝なきゃ。いうこと聞こうね。」って言われたけど、
動けずにいたら、慶太が戻ってきた。
「怖くなっちゃったか?大丈夫だよ。すぐ終わるからね。ベッドに寝てね」って無理やりベッドに寝かせられた。すぐ、看護師さんも来て、腕を押さえた。
「じゃあ、ちょっとチクってするよ。」って声ど同時にチクってきた。
「いたッ・・・」
「はい、終わり。結果はすぐ出るんだけど、10分くらい待ち合いで待っててもらえるかな?」
「あの?潤をつれて小児科行くので、その後でも大丈夫ですか?」ってお姉ちゃん。
「そうですね。その方がいいかな?じゃあ、戻ってきたら、受付に声かけてください。美奈ちゃん、よく頑張りました。あとで、結果ききに来てね。」