病院に着いたら、修先生は仕事だから、一人で内科の待ち合いでソファーに座って待ってた。
待ってると、だんだん、気分が悪くなってきて、すごくしんどい・・・どうしよう・・・とか思っていると、慶太がきた。
「美奈ちゃん、診察室に行くよ。立てる?」
「うん・・・」って立ち上がったけど、ふらついてしまった。すぐ、慶太が支えてくれて、診察室に連れて行かれた。
ベッドに寝かされて、体温計を挟まれ、そのまま、聴診もされた。
慶太が、看護師さんに「サチュレーション計って・・・」とかいろいろ指示を出してた。
しばらく、何かいろいろされてたけど、ぼんやりしてしまってたら、「美奈?わかる?返事できる?」って慶太の声がしたから、返事しようとしたけど、声が出なかった。
そしたら、慶太が「市川先生が隣の診察室にいるから呼んできて、それから採血の用意と点滴もってきて・・・」とか色々話してるのが聞こえて、注射イヤだなって思ったけど、そのまま、眠ってしまった。