あれからは、あんまり体調もくずさずに、春を迎え、高校2年生になった。
お姉ちゃんと修先生の結婚記念日となる、ゴールデンウイークには、お姉ちゃんと修先生は近くの温泉に旅行に行って、私は、前半は友達とお泊まり会をしてはしゃぎ回ってた。連休の最後の日は、慶太が休みだからって二人で出かけた。
どこに行っても混雑してて、ちょっと疲れてしまったけど、楽しかった。
「美奈、夕食何が食べたい?」
「うーん、あんまりお腹すいてないなぁ・・・お昼に食べ過ぎたかなぁ?」
「えっ。それはないでしょ?体調悪い?」
「ううん。大丈夫。ちょっと疲れちゃったかな?」
「じゃあ、家に帰ろうか?美奈?家につくまで寝てていいよ。」って言われて、助手席に座ったまま、寝てしまった。

「美奈?美奈?・・・着いたよ。あれ?やっぱりちょっと熱があるんじゃない?」
「ううん・・・」
「美奈?しんどい?」
「大丈夫・・・」
「とりあえず、家に入ろう。修先生や優香さんも帰ってるみたいだよ。」

「ただいま・・・」
「おかえり。あれ、美奈どうしたの?」ってお姉ちゃんが出てきた。
「今日、一日元気だったんだけど、ちょっと疲れちゃったかな?熱が出てきたみたいです。連れ回しちゃったかな?ごめんね。」って慶太が話してた。
私は部屋に連れて行かれ、着替えて、熱を計った。
体温計が鳴ったらすぐに慶太に取られ、「美奈、やっぱり熱が出てきちゃったね。しんどいよね。どうするかな?」
「病院いくのはイヤだぁ・・・」
「明日まで、様子みて、しんどいようなら、ちゃんと病院行かないとダメだよ。」