夕食後、お風呂も済ませて、部屋で勉強していたらお姉ちゃんが帰ってきた。

「美奈、ただいま。入るよ。」
お姉ちゃんと修先生が一緒に部屋にきた。

「美奈、話があるんでしょ。
進路、どうしたいとかあるの?」

「うん、迷ってるの。お姉ちゃんの行った、愛心女子も憧れるし、でも、通うのしんどいかなって、だったら、寮のある高校がいいなかって・・・」

「愛心だったら、通うっていっても、2駅だし、そんなに負担じゃないでしょ。美奈、私たちに気を使ってるの?寮に入るのは反対よ。ここから通える学校に行ってちょうだい。」

「美奈ちゃん、3人で暮らすの、慣れないかな?俺は、優香と結婚しても美奈ちゃんも一緒に暮らしたいよ。美奈ちゃんが大人になって、いい人見つけてくるまでは・・・」

「美奈、第1希望は、愛心にしなさいね。第2希望は、県立第1高校はどう?」

「えっ、県1高は、内申低いから無理かも。欠席が多いもん・・・。」

「成績なら届いてるのに・・・。じゃあ、私学だけにしなさい・・・ねっ。第2希望は、恵愛学園はどう?ここからならバスで乗り換えいらないし。愛心女子の次に近いよ。」

「うん。わかった。」

「じゃあ、明日、これで進路希望調査出しなさいね。面談は、今月は基本的に水曜が仕事休みだから水曜を希望してちょうだいね。」
「お姉ちゃんも修先生も、ありがとう。」

「おやすみなさい」