午後からは、お姉ちゃんに、「少しは休まないと・・・」って寝るように言われ、眠った。
私が寝ている間にお姉ちゃんは買い物行ったり、用事を済ませて、夕方、また、来てくれた。
夕方は、修先生が一緒だった。

「美奈ちゃん、どう?」
「修先生、白衣きてないの?」
「だって、今日は休みだよ。仕事じゃなくて、美奈ちゃんのお兄さんとして来たんだよ。」って言ってみんなで笑った。

少ししたら、夕飯が運ばれてきたんだけど、朝と昼は半分くらい食べれたのに、全然食欲がなくて、ほとんど食べられずにいたら
「美奈ちゃん、しんどくなった?熱計ってみよう。」って修先生に熱計られて・・・
ピピピッ
体温計を取った修先生が表示をみて、「美奈ちゃん、しんどいね。また、熱出てきちゃったね。ちょっとだけ、胸の音、聞きたいから、待っててね。」って言って部屋を出て行った。
お姉ちゃんも「夕方になって、疲れてきたのかな?昼間は元気だったのにね。また、すぐ、元気になるよ。大丈夫よ。」って励ましてくれたけど、
だんだん、涙がうかんできて、また、注射かなって思ったら、泣けてきてしまった。

修先生が戻ってきて、手には聴診器があった。
「美奈ちゃん、泣かなくても大丈夫。ちょっと、もしもしするだけね。はい、スーハーってゆっくり息してね・・・はい、背中ね・・・。美奈ちゃん、ちょっと息苦しいかな?」
「ううん。大丈夫。」
「そっか、まだ、あんまりしんどくないんだね。ちょっとだけ、喘息が出そうな音してるから、吸入だけしとこうね。」
吸入が用意されて、しばらく吸入してたら、眠たくなってきて、吸入しながら眠っちゃった。