岩本先生に連れられて、処置室に来たら
「じゃあ、お部屋が用意できるまで、ここで点滴しておこうね。」って言われ、
泣いて、イヤイヤしていたら、
岩本先生に「動かないでね・・・一発で成功させるからね・・・」
もう、注射が刺さるときには、痛くって、「やめてー!!!泣」もう、入院も点滴もイヤで
泣きまくってしまっていた。
でも、岩本先生は「痛いのにがんばってえらかったね。。。」って言いながら頭をなでられちゃった。。。

気がついたら、病室に移動してて、岩本先生がいた。
岩本先生が「美奈ちゃん、もうお部屋に来ているよ。お姉さんは荷物を取りに行ってるよ。しんどいのはどうかな?吐き気はまだある?」って聞いてきた。
「大丈夫です。。。」といったら
「じゃあ、熱計ろうね。」といって、体温計を挟んできた。
体温計を挟まれて、ちょっと涙ぐんでしまったら、
「熱計るだけだよ。痛いことしないよ。」と体温計がはずれないよう、肩をしっかりおさえられちゃった。
ピピピッ
「まだ、熱は高いね。眠れるかな?しんどかったら、解熱剤もってくるよ?」
「注射はいやなの。熱あってもいい。。。」って言いながら泣いちゃったら、
「わかったよ。注射はしないよ。座薬かな?」
「座薬も嫌い。。。泣。。。」
「痛くないよ?飲み薬は今日はダメだよ。吐いちゃってるしね。。。じゃあ、もう少し様子見てしんどいようなら考えようか?」
「うん・・・」と話していると修先生とお姉ちゃんが入ってきた。
「美奈、どう?ちょっとはラクになった?」
私「うん・・・」
岩本先生「まだ、熱は39度2分あります。座薬は嫌いということなので、少し様子みようかと思っています。」
修先生「美奈ちゃん、眠れないくらいしんどいようなら、わがままはダメだよ。ちゃんと言うんだよ。」
お姉ちゃん「美奈は、先生の言うこと聞いて早く元気にならなきゃ。お姉ちゃんがいてあげるから、今のうちにお薬入れてもらう?」
私「ううん・・・」と首を横に振った。
お姉ちゃん「しょうがないわね。じゃあ、ちゃんと寝ていなさいね。」
私「うん。。。」
先生達は部屋を出て行って、お姉ちゃんと二人になった。