お医者さん嫌いなのに・・・

慶太は診察室のパソコンの電源入れて、カルテを記入し始めた。
私はどうしようかなって思ったけど、お父さんもお母さんも心配そうにゆいちゃんを見てる。
慶太とお父さんとお母さんにお茶をいれようって思って3つ湯呑みをもって行った。

慶太が診察室のミニテーブルを出してくれて、そこにお茶を出した。
慶太「お茶をどうぞ、心配されたでしょう?今は眠れてるみたいだし、大丈夫だと思いますよ。」
お父さん「夜遅くにすみませんでした。今日、みてもらったときに注射が嫌だって我儘言って結局こんなことになって」
慶太「いやいや、こちらこそ、確信もって必要だと思った時には、きっちり説得させてもらうんですが、あの時のゆいちゃんの様子だと安静にしてるだけでもいけるかなって感じでした。10代後半で既往症がない場合には体力的にも大丈夫な場合も多いのですが。私も勉強になりました。」
お父さん「いえ、そんな先生、すみません。」
お母さん「ゆい、病院嫌いでいつも困ってたんですが、先生が優しいから今日も診てもらいに行くことができました。今までは病院に連れて行くのに苦労してたんです。大抵、ひどくなってからしか受診できなくて入院になったりして。。。」

慶太とお父さん、お母さん、それに私も同じマンションの住人だし、近所の情報とか少し話をしてた。

点滴が残り少なくなってきて、慶太がもう1回診ておきましょう。って寝ているゆいちゃんに体温計を挟んで、そっと聴診した。
熱は38度8分と来た時より少し下がってた。ゆいちゃんも目を覚ましたけど、おとなしくしてた。
「熱の下りはイマイチですが、あんまり強い薬をいれるのも心配なので、今夜はこれくらいで様子見てください。明日の午前に受診してください。点滴は、明日もできるように留置しておきますね。痛くないはずですし、テープでカバーしておくので、触らないようにしておいてください。」

3人を見送って、クリニックの戸締りをして帰った。