その後、お姉ちゃんや先生に見つかるほど体調を崩すことなく、いよいよ受験シーズンを迎えた。

まず、滑り止めの受験。ここは、難なく通過して本命の試験日を迎えた。
本命の愛心女性高校の受験の前には、お姉ちゃんも修先生も、体調はどうか、食欲はどうか、と毎日何度も聞いてくるから、受験より、そっちのほうがよっぽど辛かった・・・なんて言えないけど。。。

本命も体調万全で迎えたはず、午前の学科試験はバッチリ。午後から面接があった。面接試験を待っているときに寒くて、震えが止まらないって感じだったけど、面接中は寒さも忘れて、まぁまぁうまく行ったかな?って感じで受験は終わった。
後は、発表待ち・・・

家に帰ると、試験疲れか眠くって、すぐ、ベッドに行って眠っちゃった。

「美奈〜。寝てるの?今日、どうだった?疲れた?」ってお姉ちゃんが入ってきて気がついた。
返事をしようとしたら、気持ち悪くって、吐き気がして、「吐きそう」とだけ言ってトイレに駆け込んじゃった。。。
吐いていたら、お姉ちゃんが「しんどいね。大丈夫だからね」って言いながら背中をさすってくれて
吐ききって落ち着いたところで、
「美奈、熱もあるでしょ。身体が熱いよ。吐き気まだある?病院行こう?」ってお姉ちゃんに言われた。
いつもの私なら、病院ってだけで抵抗したいけれど、しんどくて、言われるまま、連れて行かれちゃった・・・

救急受付のところで、待っていたら、修先生が来てくれて
「美奈ちゃん、いつからしんどくなったの?寒気はある?」って聞かれて
「うん。。。今日の面接待ちのときから寒くて・・・でも、しんどいってわかったのは、お姉ちゃんが帰ってきてから・・・」て正直に答えた。
「診察室に入って・・・」と連れて行かれた。