お医者さん嫌いなのに・・・

翌日の夕方、昨日きた川原ゆいさんがお母さんと再来された。
「今朝は一旦下がってた熱がまた高くなって。。。」
「それじゃ、熱を計って、お待ちくださいね」って体温計を渡した。

受付にお母さんが体温計を持ってきた。受け取ってみると39度5分。もうちょっと待ってもらうように話をしてカルテに書き込んだ。

10分ほど待ってもらって、診察室に案内した。
「川原ゆいさん、診察室へどうぞ」

「昨日、あれからどうでした?」って慶太がきいた。
「昨日は、もらった薬を飲んで直ぐ寝てしまいました。朝は37度5分まで下がってたし、結構元気があったんですけど、一応、学校は休ませて、今日は家にいました。昼から頭が痛くなってきて、熱がだんだん上がってきました」
「そうですか。ちょっと熱が高いから心配だね。じゃ、診察させてね。胸の音聞かせてね。。。ゆっくり呼吸しててよ〜。はい、いいよ。背中も診せて。。。はい、いいよ。喉を診ますね。あーん。。。はい、真っ赤だね。痛くない?」
「ちょっと痛いです」
「咳はなさそうだけど、どうかな?」
「はい、咳はでないです」
「昨日も言ったけど、のどからくる風邪だね。食欲はある?」
「あんまりないです」
「脱水を起こしてる様子はないから、水分は取れてるかな?」
「はい」
「そうだね。。。注射しようか。炎症を抑えて熱を下げやすくするお薬があるからね。」
「えっ、ちゅうしゃ?」って、ゆいちゃん。
「お願いします」ってお母さん。
「いやです。ちゅうしゃはいやです」ってゆいちゃんは泣き出してしまった。