お医者さん嫌いなのに・・・

朝になって、慶太から点滴は外しても大丈夫そうだって言われたから、外してもらって、家で休んでることにした。
慶太が仕事に行った後、お姉ちゃんに電話してみたら、今日は、暇しているよってことで、うちに来てくれることになった。

テレビをつけて、ソファーで休んでたら、お姉ちゃんが来た。
「美奈、大丈夫なの?」
「うん、もう大丈夫なんだけど、仕事は休めって言われちゃって。」
「当たり前よ、昨日、喘息発作と高熱でしょ?慶太さんじゃなくても休ませるわよ。お昼ご飯はどうするの?慶太さんは帰って来て食べるんでしょ?」
「うん、なんか簡単に作ろうと思う。」
「じゃ、私が作ってあげる。勝手に冷蔵庫とか開けて良い?」
「うん、いいよ。ありがとう。」
お姉ちゃんが、ジャガイモのオムレツとお味噌汁を作って、ご飯も炊けるように仕掛けてくれた。
お昼過ぎごろになって、慶太から、メールが来た。「昼ご飯買って帰ろうか?」
「お姉ちゃんが来てくれて、作ってくれた。」
「じゃ、すぐ、帰るね。」

慶太が帰ってきて、3人でお昼ご飯食べて、慶太はまた医院に行った。

お姉ちゃんに、主婦ってどうって聞いたりした。
お姉ちゃんは潤くんが生まれて以来、主婦してる。
「そうね、まぁ、潤が小さい頃は子育てで忙しかったけど、今は、大きくなってきたし、塾の送り迎えと食事の用意くらいだから、暇な時も多いわよ。潤の学校の保護者会の役員したときは、忙しかったけどね。家事して、潤の世話して。。。って感じだよ。私は時間があるから、いつでも呼んでよ。美奈のためならいつでも来るわよ。一人で寝てられないでしょ?慶太さんが開業して近くで一緒って言っても、美奈の調子が悪い時にずっと一緒にいることできないだろうし。」
「ありがとう、お姉ちゃん。」

お姉ちゃんは、夕食も作ってくれて、潤くんの塾に間に合うようにって帰って行った。