お医者さん嫌いなのに・・・

気がついたらクッションにもたれて眠っていた。
何時だろう?って時計をみたら、夕方の6時だった。
トイレに行って、リビングに行ってみたら、慶太が夕食を作ってくれてた。
「美奈、起きた?少しは眠れた?」って言いながら、額に手をあてて「熱も下がってきたね。良かった。」って言った。

夕食を食べて、薬も飲んで、ソファーでリラックスしてたら、点滴パックが終わった。
慶太が、新しいパックを持ってきて交換してくれた。

「ねぇ、慶太、明日は仕事できるかなぁ?」
「明日は休んで、ゆっくりしてなさい。医院は大丈夫だよ。美里さんも明日は復帰してくるだろうし。」
「一人でいるのイヤだなぁ。」
「じゃ、医院に来ててもいいけど。処置室の奥で寝とく?点滴も明日の朝の様子で外そうと思ってたけど、医院で休んでるなら点滴外さずに昼くらいまで薬入れてもいいと思うよ。」
「それもイヤだなぁ。」
「ま、どっちにしても、仕事は休んで体力回復に集中してね。」
「うん。。。」