お医者さん嫌いなのに・・・

夜ご飯食べながら、
「慶太って、患者さんに優しいよね。一緒に働くまで気づかなかった。」
「美奈にとって俺ってそんな怖い?」
「うん、医者の時の慶太って絶対怖いって思ってた。」
「そんなことないのに。美奈には特別に優しくして甘やかしてきたのに、ひどいなぁ」
「えっ、絶対、私より、他の患者さんの方が優しくしてもらってるよ〜。最近きた、あゆみちゃんとか・・・」
「あの子は、美奈にそっくりだよな。怖がり方とか。美奈のおかげで対処がわかるって感じだよ。美奈が怖がりで泣き虫のおかげで病院嫌いの子の診察ができるよ。」

電話がなって、みたら、お姉ちゃんからだった。
「もしもし、お姉ちゃん。。。ちょっと、待って。」
お姉ちゃんからの電話は、修先生が出張でいないのに、中1になってる潤くんが高熱と酷い咳をしてて、どうしようって相談の電話だった。
慶太に電話かわって、慶太が症状を聞き出して、往診にいくことになった。慶太と二人で医院によってカルテ作成して薬とか見繕って、実家に行った。実家までは車で15分くらい。近くて良かった。