少しキミが年をとった、肌寒い秋のあの日。 風邪をひいたキミを、泣きながら看病した。 キミがいなくなる気がして、あたしは駄々をこねて学校を休んだ。 1日中キミと一緒にいた。 次の日には元気になったキミ。 ほんとに、心配したんだからね? 突き抜ける秋空が、窓の隙間から覗いてた。 きっぱりとした真っ青な、秋の日の思い出。 キミを叱った時があった。 あたしが泣いた事があった。 笑って、笑って、笑っていた時があった。