あたしはあの日以来も先生のことを諦められずにいた。 あんなにお似合いだったのに。 やっぱりあたしも先生のこと好きみたい。 簡単に諦められないし。 それに、今になってほんとに彼女なのかな?なんて考えてしまう。 それくらい先生への気持ちは強かった。 描きかけの絵も、描いて描き直しての繰り返しだ。 結局描けてない。 だけど今は先生にあげるとか関係なしに、あたし自身がその絵を完成させたかった。