それはおかしい。
どう考えても一連の出来事の中心は自分とダイドンだ。
何故、当の本人が置き去りにされているのだろう。
展開に付いていけずにポカンとしていたシイラの顔に力が入る。
やっぱり納得出来ない。
ある程度落ち着いた今なら時間はある筈だ。
導かれるばかりの歩き方より自分の意志で進みたい。
誰にも気付かれず自身の中で決意したシイラの目に、再び力が宿った。
「さ、行こうか。」
何事もなかったようにリトが笑って歩き出そうとする。
それを止めたのは強く答えを求めていたオーハルではなく、シイラの方だった。
「待って待って!リト、貴方って一体何者?」
まずはそこから始めよう。
きっかけは何でも良かったが、1つずつ理解していきたかった。
曇った視界を綺麗にしていきたい。
改めたシイラの質問に、リトはそういえばさっき答えていなかったなという表情をしてみせた。
どう考えても一連の出来事の中心は自分とダイドンだ。
何故、当の本人が置き去りにされているのだろう。
展開に付いていけずにポカンとしていたシイラの顔に力が入る。
やっぱり納得出来ない。
ある程度落ち着いた今なら時間はある筈だ。
導かれるばかりの歩き方より自分の意志で進みたい。
誰にも気付かれず自身の中で決意したシイラの目に、再び力が宿った。
「さ、行こうか。」
何事もなかったようにリトが笑って歩き出そうとする。
それを止めたのは強く答えを求めていたオーハルではなく、シイラの方だった。
「待って待って!リト、貴方って一体何者?」
まずはそこから始めよう。
きっかけは何でも良かったが、1つずつ理解していきたかった。
曇った視界を綺麗にしていきたい。
改めたシイラの質問に、リトはそういえばさっき答えていなかったなという表情をしてみせた。



