好きって言って?


「しょうがないから乗ってあげる!」

「芽衣ちゃんってば素直じゃないな」

「うっさい」

「しっかり摑まってろよ?」


しょうがなく、侑の腰に手をまわす。
大きい・・・いつの間にこんなに大人になったんだろう。
あの頃とは全然違う。
おまけに香水のいい香りまでしてくる。


「大人になったんだな・・・」

私だけ取り残された気分。
私、ぺちゃぱいだし。